by takanozomi_kana
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00.はじめに 01.Z会 02.塾、模試 03.学校選び、情報収集 04.学習方法・入試対策 05.父のアドバイス 06.本・市販教材 07.グッズ・文房具いろいろ 11.親の役割・悩み 12.母の雑感 13.子供の本音 14.受験への思い 21.友達や読者さんの情報 31.小学校生活 32.習いごと 33.息抜き 34.体調管理 35.その他 41.受験勉強開始前 42.受験勉強スタート期 43.入試本番 44.受験終了・中学校のこと ★番外編★現在中学生 以前の記事
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2015年 08月 30日
中学受験の「国語」は算数と並んでとても大事な教科です。
念のため誤解のないようにお伝えしますが、「算数が1番、国語が2番…」といったように、教科ごとに大事にすべき順番が決まっているという意味ではありません。国語と算数は、どの学校の入試でも必須となっていることが多いということです。 4教科受験=国語、算数、理科、社会 3教科受験=国語、算数、理科or社会 2教科受験=国語、算数 これが一般的ではないでしょうか?理科や社会が苦手な人は、3教科受験や2教科受験を選択して苦手科目を避けるということも場合によっては可能です。 また、4教科or3教科受験の場合でも、得点の配分が違っていることがあります。 4教科すべてが100点満点の試験の場合もあれば、国語、算数は100点だが理科、社会は80点分の問題しか出さない(試験時間も短い)、もっと極端な学校では、国語、算数は100点で理科、社会は50点満点の問題(試験時間も理科、社会は半分)なんていうところもあるようです。 こうなってくると、国語と算数が得意である人が有利であるということは明らか。ぜひとも得点源にしたいところです。 大学受験のための勉強をしていた頃、国語の文章題を解く際のテクニックとして 「設問を先に読んでから、文章を読みはじめる」 と教えられた人はいないでしょうか? 設問でどういうことを聞かれるかあらかじめ頭に入れてから文章を読んだ方が、設問に答えるのに必要な箇所がよくわかり、正解を導きやすいというものです。大学受験の時には、ある程度、役にたったような気がします(文章の2度読みを減らせたり…) けれどこの設問を先に読むテクニック、小学生に教えてもいいのでしょうか? 参考までに我が家のことを書いておきますと、つむぎはこのテクニックを使いませんでした。 (こういうテクニックもあるよ、ということは、一応伝えておきました) つむぎは読書が好きで、文章を読むのが早かったので、それほど時短につとめなくても良かったというのがまず理由の1つ。 それから、Z会の教室で3年間お世話になった国語のK先生が 「それ(設問を文章より先に読んでおくこと)はしなくていいんじゃないかな?」 というお考えだったということが理由の2つ目です。 「小学生のうちは得点をかせぐテクニックに走るよりも、文章の世界に親しみ、時間がかかってもいいからきちんと考える、物語を丁寧にほどいていく訓練をした方がいい」 というのが、K先生のご意見でした。 つむぎはK先生が大好きだったので、素直にそれに従いました。 最初は設問の意図をつかむことができず、とんちんかんな答えを書いたり、全く違う箇所の表現をひっぱってきたりしていたのですが、それは設問を先に読まなかったこととは関係がありません。「設問の意図をきちんとつかめなかったから」であって、設問を問題文の前に読もうが後に読もうが、それは同じだった気がします。 そして、そのとんちんかんは、K先生が丁寧に指導して納得させてくださいました。 そうはいっても、問題文をさっと読んだ後ではじめて設問に目をとおし、 「あー、どこかに書いてあったような気がする・・・」 と毎度毎度、「問題文の二度読み」に走らなければならないのは、時間の無駄な気がします。 それを防ぐ方法として、K先生が何度も繰り返しご指導くださったのが 「大事なところに線をひきながら読む」 という勉強法です。 これは徹底してやらせました。 接続詞(しかし、つまり、なぜなら等)や指示語(これ、それ)などは丸で囲み、筆者の意見や登場人物の心情、なるほどなと思うところなどには線を引く。最初は要領がわからずに、線だらけになっていましたが、親の私たちはなにも指摘はしないようにしていました。このあたりのご指導は、Z会のK先生にすべてお任せしていました。 そのうち、Z会のテキストや添削問題、公開模試などで数多くの問題を解いていくうちに、どういう箇所が問われやすいのかなんとなくわかってきます。すると線をひくコツもつかめてきます。徐々に洗練されていく様子が見てとれました。 また、設問とされるところには問題文にあらかじめ「棒線」などが書かれていることが多いので、 (あー、ここはあとで何か聞かれるな。丁寧に読んでおこう。) と本人が意識しながら読めるようになりました。 この読みながら大事だと思うところに線を引く作業になれた頃から、少しずつ、国語の点数が上昇していきました。文章題で大きく点を落とすことはほとんどなくなったので、つむぎにはこのやり方があっていたんだろうなと思います。 設問の先読み、後読みに関わらず、この「線をひきながら読む」という勉強法はとてもオススメですので、繰り返し練習してみてください。
by takanozomikana
| 2015-08-30 06:00
| 04.学習方法・入試対策
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